ねずみの繁殖期は春と秋!増えてしまう前に駆除して被害を防ごう
ねずみを1匹でも見かけたら、できるだけ早く駆除しましょう。なぜなら、ねずみはつがいや家族で行動するため、家のなかに複数匹侵入しているおそれがあるからです。また、ねずみの繁殖期である春と秋に侵入されてしまうと、家のなかで繁殖してしまいます。
このコラムでは、ねずみの繁殖力の強さや繁殖期、ねずみが大量発生してしまった際におこる被害について解説しています。また、ねずみの駆除方法についてもご紹介していますので、ねずみが繁殖してしまう前に駆除しましょう。
万が一、繁殖してしまった場合は、無理に駆除をおこなわず業者に駆除を依頼することをおすすめします。
ねずみの繁殖力について知ろう
ねずみへの対処が遅れてしまうと、あっという間に数が増えて家に甚大な被害を受けるおそれがあります。被害を最小限に抑えるためにも、ねずみの繁殖のおそろしさを知っておきましょう。
繁殖力が強い理由とは
ねずみ体が小さく、ネコやイタチなどの天敵から身を隠すことができるため、生存率が高くなります。また、生まれてから3ヶ月ほどで繁殖できることに加え、妊娠から出産までの期間が20日ほどと短期間で子どもを産むことが可能です。
これらの理由から、ねずみの繁殖力が強いということがわかります。1匹しかねずみを見ていないからと、駆除を先延ばししていると手に負えなくなりますので、数が少ないうちに駆除するようにしましょう。
繁殖のピークは春と秋
ねずみが繁殖のピークを迎えるのは、暖かくなり始めた3月~5月と暑さが落ち着いた10月~11月です。ただし、ねずみの種類によっては夏が繁殖のピークということがあるため、冬以外は常に繁殖すると思っておくようにしましょう。
種類によって出産する数などが異なる
1匹のねずみが一度に出産する子どもの数は、種類によって異なります。以下に種類別でまとめましたので、参考にしてください。
ねずみの種類 | 1年の出産回数 | 1回に出産する子どもの数 |
クマネズミ | 約5回~6回 | 約6匹~7匹 |
ドブネズミ | 約5回~6回 | 約7匹~9匹 |
ハツカネズミ | 約6回~10回 | 約5匹~6匹 |
出産回数と1回に産む数を見ると、1年間に数十匹は増えることがわかります。この数が家にいると、建物全体の被害だけではなく健康にも大きく影響してしまいます。このような事態を避けるためにも、駆除することは重要となるのです。
ねずみがいると感じたら業者に調べてもらおう
天井から物音がしたり、食品の袋がかじられていたりしたら、一度業者にねずみがいるか調査してもらいましょう。多くの業者は無料で現地調査をおこなっているため、念のために頼んでみることをおすすめします。
ただし調査が1日で終わらない場合、料金が発生することもあるため調査をお願いする前に確認しておきましょう。「家にねずみがいるかもしれない」と感じたら、弊社までご連絡ください。
ご連絡をいただいたあと、ねずみによる被害状況を把握するため弊社加盟業者が現地調査にお伺いいたします。調査にかかる費用はありませんので、ご安心ください。また、調査結果をもとに無料でお見積りを作成いたします。
ねずみによる被害
ねずみによる被害はさまざまで、物的な被害から健康や精神にまで被害を及ぼします。この章では、被害を「物的」「健康的」「精神的」の3つに分けて解説します。
建物や家具などへの物的被害
ねずみの前歯は伸び続けるため、物をかじって歯を削る習性があります。そのため、家に侵入すると家の壁や柱、テレビのコードなどをかじってしまいます。テレビなどのコードをかじられてしまうと、漏電などによって火災に発展するおそれもあり危険です。
そのほかにも、ねずみが糞尿をすることで天井にシミができるといった被害も注意しなければいけません。糞尿で汚れるなどの被害に遭うと、家の資産価値が下がる可能性があります。
健康への被害
ねずみは高熱や腹痛などを引き起こすサルモネラ菌や、黄疸や頭痛などの症状が出るレプトスピラ菌といった病原菌を媒介します。これらに感染すると場合によっては死に至ることもあるため危険です。とくにサルモネラ菌は小さい子どもや高齢者が感染すると重症化しやすい病原菌です。
また、ねずみに咬まれると、1週間以内に「鼠咬症(そこうしょう)」を発症する可能性があります。鼠咬症は多発関節痛(膝や足の関節)や、頭痛、発熱、発疹(手足)などの症状が現れます。ねずみに咬まれた際は、症状が出ていなくても病院を受診するようにしましょう。
ねずみには病原菌のほかにも、体にダニやノミが寄生しています。ダニなどの死骸を鼻や口から吸ってしまうと、喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こす原因となります。
精神的な被害
夜行性であるねずみは、人が寝静まったころ活発に活動する動物です。そのため、天井裏などで物音がし睡眠を妨げる原因になります。音がして眠れなくなり、不眠症になるおそれもあるのです。
また、ねずみが家のなかにいるだけで安心して生活ができなくなるといったことでストレスが溜まるなど、精神的に疲れてしまします。安心して生活を送れるように、早目にねずみを駆除することが大切です。
ねずみ駆除を依頼する際は、ぜひ弊社にお電話ください。弊社には、ねずみ駆除を何件もおこなってきた実績と、ねずみに関する豊富な知識がある業者をご紹介することができます。24時間年中無休でお電話受け付け可能となっておりますので、いつでもお問い合わせください。
繁殖してしまう前に駆除しよう
ねずみの数が増えると、自力での駆除が難しくなり被害が広がってしまいます。そうならないためにも、この章でご紹介する駆除方法を参考にねずみを駆除しましょう。
ただし駆除や後処理をおこなう際は、必ずゴム手袋やマスクなどを着用し、病原菌やダニの死骸などを吸い込まないよう対策してから作業を始めてください。
粘着シートを敷き詰める
粘着シートは、強力な粘着でねずみを捕獲する罠です。この罠をねずみがよく通る場所などに設置します。そのとき隙間を作らないよう、できるだけ多くの粘着シートを敷くことが大切です。
ただし、ねずみの手足は水や油などで汚れているため粘着部分に付きにくいです。ねずみの汚れを落とすために、粘着シートの下や周囲に新聞紙を敷いておくと引っかかりやすくなります。
粘着シートに引っかかったあとは、その死骸を自分で処分する必要があります。また、まだ生きていることもありますので、その場合は水に沈めるなどして殺さなければいけません。
殺鼠剤(さっそざい)を使う
殺鼠剤とは、ねずみに食べさせて駆除する薬剤です。殺鼠剤を設置する際は、ねずみが殺鼠剤を食べてくれるよう、好物を混ぜてエサ場になっている場所におくようにしましょう。
ただし、この方法はねずみが警戒してなかなか近づこうとはしません。そのため、殺鼠剤を食べるまで時間がかかります。
また、食べてすぐに死滅するとは限らないので、目の届かないところで死んでいる場合もあります。その場合は、死骸の処理が大変になるでしょう。死骸は腐敗し異臭を放ったり、ハエやウジ虫が発生したりするため、早めに処理することが必要です。
忌避剤で追い出す
ねずみの死骸を処理したくない場合は、忌避剤を使い家から追い出す方法もあります。忌避剤とは、ねずみの嫌いなニオイ(ハッカなどのハーブ類)を発生させて家から追い出したり、侵入させないようにしたりする薬剤です。
この方法は、ねずみを殺すことなく対処できます。しかし、効果が切れてしまうと、すぐ戻ってくる可能性もあるため、侵入予防の対策もしておきましょう。
駆除後の後処理は忘れずおこなう
自分でねずみ駆除をおこなった場合、死骸の処分や清掃、除菌消毒までしなくてはいけません。このときも、ゴム手袋やマスクなどを着用することを忘れないようにしましょう。死骸は新聞紙で包みゴミ袋に入れて自治体のルールに従って処分します。
また、捕獲したねずみがまだ生きている場合、水の入ったバケツのなかに10分程度つけて溺死させることが必要です。水から引きあげたら、同様に新聞紙で包んでゴミ袋に入れて処分しましょう。
そのあと、清掃と除菌消毒をおこないます。手順は以下のとおりです。
〇清掃・除菌消毒方法
- 死骸があった場所、糞尿がある場所などに除菌スプレーを撒く
- ティッシュを何枚か重ねたもので、糞をそっと包んで除去する
- 使わなくなったタオルや雑巾などを水で濡らし、糞尿があった場所をきれいに拭く
- 再度除菌スプレーを撒く
- ダニなどがいる可能性があるため、殺虫剤も撒いておく
使用したティッシュや布は病原菌の飛散を防ぐため、すぐにビニール袋などに入れて口を縛りましょう。使用した手袋も再使用は避け、すべての作業が終わったら一緒に処分します。
清掃と除菌消毒が終わったあとは、手を石けんでよく洗ったうえ、除菌シートで拭き上げましょう。着ていた服も着替えて洗濯します。服に病原菌などが付着しているおそれがあるからです。
自分で駆除が無理なときは業者を頼ろう
ねずみの駆除は、自力でおこなうことは可能です。しかし、ねずみがいた場所の清掃・除菌消毒をおこなったり、ねずみの死骸を処分したりという作業もあることを忘れてはいけません。
駆除方法によってはねずみが生きていることもあるため、咬まれて鼠咬症(そこうしょう)になるリスクもあります。業者に依頼すれば駆除や死骸の処理、清掃、消毒をすべておこなってもらえ、作業の手間や病原菌に感染するリスクがなくなります。
また、作業に慣れているため素人がおこなうよりも短い時間で、作業を終えることができます。「しっかり除菌消毒までできるか自信がない」「殺すことに抵抗がある」という方は、業者に駆除から後処理まで依頼することをおすすめします。
業者選びでお困りになられた際は、一度弊社までご相談ください。お話をお聞きし、弊社に加盟している業者のなかから、ご希望に沿った業者をご紹介させていただきます。ご相談はお電話以外にメールでも無料でご利用できますので、お気軽にご連絡ください。
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