ねずみの死骸から臭いが……っ!悪臭をさせないためには後処理が重要
家のどこからか異臭がして「ねずみの死骸の臭いかも……」と思ったときは、天井裏や押し入れの奥などに死骸がないかをチェックしましょう。ねずみは家の人目につかない場所で死んでいることがあり、その死骸は強烈な異臭を放ちます。
一刻も早く死骸を発見して処理しなければいけませんが、ねずみの死骸にはさまざまな病原菌が付着しているため、不用意に触れるのはとても危険です。この記事ではねずみの死骸の処理方法や臭いの解決方法、今後のねずみ対策を解説していきます。
目次
天井裏や壁の内側から異臭がしたらねずみかも!?
ねずみは毒エサを食べたり、エサが手に入らなかったりした場合、家のなかで死んでいることがあります。ねずみは普段から人の目が届かない場所で活動しているため、異臭がしてから気づくことが多いです。
もし家で異臭がしてきたら、どこかにねずみの死骸がないか確認してみてください。家のなかでおもにねずみが行動していたり巣を作ったりするのは、人目につかない狭い場所、暖かく、エサが手に入りやすい場所などです。湿った場所や高い場所を好む種類もあります。具体的には、以下のような場所をチェックしてみてください。
〇確認する場所
- 天井裏や屋根裏
- クローゼットのなか
- 押し入れや天袋の奥
- 家具や電化製品の裏や隙間
- 背の高い家具や電化製品の上
- キッチンなどの水回り
- 壁の内側
- 床下
確認する際はねずみがもつ病原菌や、体に寄生しているダニなどから身を守るためにマスクと手袋を着用が必要です。ねずみの死骸がありそうな場所を確認して発見した場合は、速やかに処理しましょう。処理方法については次章で解説していますので、そちらをご覧ください。
ねずみの死骸を発見したときの処理方法
ねずみの死骸を発見したらできるだけ早く処理し、死骸付近の清掃・除菌消毒をすることが大切です。この章でご紹介する処理方法や作業時の注意点などを参考にして、死骸の処理をおこなってみてください。もしも、自分で処理ができない場合は業者に対処してもらうことも検討しましょう。
死骸の処理作業は素手でおこなわない
ねずみの死骸処理を、素手でおこなうのは非常に危険です。ねずみはさまざまな病原菌を媒介しているからです。
たとえば、腹痛や発熱などを引き起こすサルモネラ菌や、吐き気や黄疸などを引き起こすレプトスピラ菌などがあげられます。病原菌以外にも、ダニやノミがねずみの体に寄生しており人を刺すことがあります。また、病原菌やダニなどの死骸を口や鼻から吸い込んでしまうこともあるのです。
これらの理由から、ねずみの死骸を処理するときは必ず手袋やマスクを着用しておこなうことが大切なのです。
処理方法
死骸を処理する前に、まずは作業に必要な道具を用意しましょう。
〇道具
- マスク
- 手袋
- 殺虫剤
- 新聞紙
- ゴミ袋
- 水で湿らせた雑巾
- 除菌・消毒用アルコール(エタノールでもOK)
〇手順
- ねずみの死骸や周辺に殺虫剤とアルコールをスプレーする
- ねずみの死骸を新聞紙に包む
- 新聞紙で包んだ死骸をゴミ袋に入れる
- 死骸があった場所は水で湿らせた雑巾を使ってきれいに掃除する
- 最後にもう一度殺虫剤とアルコールをスプレーして殺虫・消毒をする
- 使用した雑巾や手袋などもゴミ袋に入れ、しっかりと口をしばる
- 手をよく洗い、アルコールなどで消毒をする
- 死骸の入ったゴミ袋を自治体のルールに従ってゴミ回収へ出す
臭いが染みついて取れないときは
ねずみの死骸による臭いが染みついている場合は、お掃除などで使う塩素系漂白剤を振りかけることで多少は軽減されるかもしれません。しかしこの方法は漂白剤の強い臭いで上塗りするのがメインで、根本的な解決にならない場合もあります。応急処置程度に考えましょう。
根本的に臭いを消したいときはねずみ用の消臭剤や死臭、腐敗臭を対象にした専用の消臭剤もありますので、それを使うのがよいでしょう。
どうしても臭いが取れない場合は、天井や壁などを部分的に取り替える工事が必要になるかもしれません。大規模なリフォームには大変な費用がかかってしまいますので、できれば避けたいところでしょう。
そのような場合は、消臭・消毒を扱う業者に依頼するのも確実な方法です。弊社では、ねずみの死骸によって汚染された場所の消臭や消毒に対応可能な業者をご紹介させていただきます。ねずみの臭いをすぐに消したいという方は、ぜひお問い合わせください。
ねずみの死骸を処理したら今後の予防対策もおこなおう
ねずみの死骸を処理できても、まだほかに生きているねずみがいるかもしれません。なぜなら、ねずみはつがいや家族などと一緒に行動する生き物だからです。
これ以上ねずみの死骸が見たくない場合は、忌避剤を使ってねずみを追い出す方法を試してみるのもよいでしょう。ねずみ用の忌避剤には、ねずみが嫌うハッカやワサビ、ネコなどのニオイ成分が含まれています。
そのため、ねずみを追い出し、近づけないようにすることが可能です。しかし、忌避剤の効果が弱くなってしまうと再び侵入されるおそれがあります。再び侵入されないためには防鼠用の金網などで侵入口を塞ぐことが必要です。
自分でおこなうと手間がかかりますし、うまく塞がないと侵入されてしまいます。できるだけ確実に駆除や再発防止をしたい場合は、ねずみ駆除業者に依頼しましょう。業者であれば、ねずみ駆除はもちろん死骸の処理、清掃や消毒、今後の予防対策なども依頼することができます。業者に任せることでねずみを見なくてすむことでしょう。
ねずみ駆除を依頼する業者をお探しのときは、ぜひ弊社をご利用ください。弊社に加盟している業者のほとんどは、多くのねずみ駆除や予防対策をおこなってきた実績があります。
またねずみに関する知識も豊富なため、再び侵入されないためのアドバイスもしてもらえることでしょう。お電話によるお問い合わせは、24時間365日受け付け可能です。ご都合に合わせてご連絡くださいませ。
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