厄介なスーパーラットは強力殺鼠剤で駆除!使い方や注意点を解説
スーパーラットを効果的に駆除するなら、スーパーラット用に開発された薬剤が入った駆除剤を使うのがよいでしょう。
スーパーラットは、毒に対する耐性が強いねずみ同士が交配して、それが繰り返されることによって生まれたといわれています。生まれつき毒に耐性をもっているため、通常のねずみ駆除剤では駆除することが難しいのです。
当記事ではスーパーラットの生態や駆除方法などをご紹介します。スーパーラット用の駆除剤に含まれる薬剤は非常に強力なので、使用には十分注意しましょう。とくにお子様やペットがいるご家庭は、誤飲など万が一の事故を防ぐためにも、業者に依頼することをおすすめします。
目次
スーパーラットはクマネズミの進化系
最初にご紹介したように、スーパーラットは、通常のねずみ駆除剤が効かないねずみです。スーパーラットは環境に適応して生存競争を勝ち抜いたネズミで、クマネズミに多いといわれています。
クマネズミのなかで毒に耐性のある個体は生き残り、そうした個体同士が交配して子供を残すことになります。毒に強い親同士の子供はさらに強い耐性をもって生まれてきます。その子供同士がさらに交配する……という形で、毒に対して非常に強い耐性をもったスーパーラットが生まれるというわけです。
スーパーラットの特徴
クマネズミが進化したスーパーラットはクマネズミとほぼ同じ特徴をもっています。そのひとつが警戒心の強さです。クマネズミは警戒心が強くて臆病な性格なので、初めて見るものには簡単に近づこうとしません。そのため罠に引っかかりにくく、駆除が難しいねずみといわれているのです。
さらに運動能力の高さも挙げられます。クマネズミは綱渡りが得意で、電線や配管などを伝って移動することができます。そのためいつの間にか屋根裏に侵入され、住み着かれてしまうことがあるのです。
このような特徴をそのまま引き継ぎ、さらに毒への耐性もついたスーパーラットは、非常に厄介な存在といえるでしょう。
感染症を引き起こすこともある
ねずみはよく病原菌の運び屋といわれます。これはスーパーラットも例外ではありません。ねずみに噛まれることで鼠咬症(そこうしょう)を発症したり、尿やフンからサルモネラ菌に感染したりといったことがあります。また、ねずみの体に住み着いているダニやノミによる健康被害などもあるでしょう。
とくに小さなお子様や高齢の方がこのような病気にかかると、命に関わる深刻な事態になることもあります。だからこそねずみは放置せずしっかりと駆除することが大切なのです。
スーパーラットの駆除方法
ここからはスーパーラットの駆除方法をご紹介します。駆除にはスーパーラット用殺鼠剤(さっそざい)を使うのがおすすめです。通常の殺鼠剤との違いや、使用時の注意点などを以下で解説しますので、しっかりと確認しておきましょう。
スーパーラット用殺鼠剤とは
通常の殺鼠剤に含まれる成分はワルファリン、クマリンなどです。これらは病気の治療などにも使用されており、人間への危険性はさほど高くありません。対してスーパーラット用殺鼠剤には、より強力なリン化亜鉛が含まれています。このリン化亜鉛は劇薬指定されている薬剤で、数グラムで成人の致死量に到達してしまいます。
スーパーラット用殺鼠剤は通販などで販売されており、比較的簡単に手に入ります。だからこそ、このような薬剤が使われているということをしっかりと理解したうえで購入することが大切です。自分で使うのは不安という方や、お子さんやペットがいる方は業者に依頼することをおすすめします。
スーパーラット用殺鼠剤の使い方
ここからはスーパーラット用殺鼠剤を効果的に使う方法をご紹介します。製品の使用上の注意をよく読んで使用しましょう。
まずスーパーラット用殺鼠剤を置く場所のまわりにエサがないようにしましょう。殺鼠剤はねずみに食べさせることで効果を発揮します。しかしほかにエサがあると、そちらに気を取られて殺鼠剤(毒エサ)に興味をもってくれなくなるのです。
とくにスーパーラット(クマネズミ)はイモ類や米、チーズやソーセージなどの加工食品が好きです。このようなものは冷蔵庫や密閉容器にしまっておきましょう。
スーパーラット用殺鼠剤はねずみの通り道に置くと効果的です。ねずみの通り道にはラットサインとよばれる目印があります。これは壁や柱についた黒い汚れ、足跡、かじられた跡、フンや尿をした跡などです。このような目印を参考にしながら、殺鼠剤を置いていきましょう。
また、殺鼠剤にねずみの好物を振りかけておくとより効果的でしょう。すでに触れましたが、クマネズミは初めて見るものに警戒して近づかないからです。さらに、ねずみの通り道上に間隔をあけて複数個の殺鼠剤を置いておけば、ねずみが殺鼠剤を食べる確率をよりアップさせることができるでしょう。
殺鼠剤にはデメリットも……
殺鼠剤はねずみがそれを食べて初めて効果を発揮するものなので、殺鼠剤を食べてくれなければ意味がありません。とくにスーパーラットは、殺鼠剤を警戒してなかなか食べないということも少なくないです。
また、殺鼠剤を食べて死んだねずみの死骸を回収する必要もあります。しかしねずみがどこで死ぬかは予測できません。ときには壁のすき間や屋根裏などで死んでいる場合もあります。こうなると死骸の回収がとても大変になってしまうでしょう。
殺鼠剤は、このようなデメリットをしっかりと理解したうえで使用することが大切です。もし「やっぱり自信がなくなった」「死骸の回収はちょっと……」という場合は、ねずみ駆除業者に依頼しましょう。業者に依頼すれば、駆除から死骸の回収、消毒や再発防止対策までトータルにおこなってもらえます。
弊社は、スーパーラットの駆除ができる業者をお探しいたします。ねずみが発生してお困りの方はぜひご相談ください。
スーパーラット駆除後の対策
スーパーラットを駆除したあとは、再発生を防ぐ対策をおこないましょう。ここではおもに3つの対策をご紹介します。
侵入経路を塞ぐ
まずは侵入経路を塞ぎましょう。スーパーラット(クマネズミ)は、以下のような高い場所であっても、電線や配管などを伝って登り侵入します。
・換気扇
・屋根のすき間
・外壁のひび割れ
・室外機
・エアコンの導入部
など
すき間やひび割れは防鼠用パテで埋めておきましょう。防鼠用パテにはねずみが嫌う臭いの成分が含まれているので、ねずみを近づけさせない効果があります。また換気扇には金網を取り付けて侵入させないようにしましょう。さらに配管やエアコンの導入部には防そブラシや防鼠用ビニールテープを巻き付けておくのがおすすめです。
エサになるものを片付ける
すでに触れましたが、スーパーラット(クマネズミ)が好むのは、米やイモ類・チーズやソーセージなどの加工食品などです。これらは買ったらすぐに冷蔵庫にしまいましょう。また食べかけは放置せず密閉容器に入れることが大切です。
巣の材料になるものを片付ける
そもそも家にねずみが発生する理由は、暖かく、巣の材料になるものがたくさんあるからです。とくに狙われやすいのは、破いて巣の材料にしやすいダンボールや新聞紙などの紙類と、シーツなどの布類です。紙類は不要になったら早めに処分し、布類はタンスや衣装ケースなどにしまいましょう。
駆除から対策まで業者にお任せ!
業者はねずみの生態を熟知しているので、徹底的な駆除はもちろん、その家に合った対策をおこなうことが可能です。「もう二度とねずみが出ない家にしたい!」という方は、ぜひ業者依頼をご検討ください。弊社はねずみ駆除業者をご紹介するサービスをおこなっております。ご相談は年中無休で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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