ネズミ駆除から再発予防施工まで！ネズミを退治するならネズミ駆除お助け隊

 

最近、スーパーラットという言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。スーパーラットとはクマネズミの進化系で、駆除が困難とおそれられる害虫の一種です。このコラムでは、スーパーラットの生態や特徴について徹底的に解説！

また、駆除方法もいくつかご紹介しています。自力でできるものから、専門業者ならではの対策法まで網羅！しかし、あらゆる駆除方法がある中で、一番重要なことは誰にでもできる簡単なことなのです。

あなたの家庭環境にあった駆除方法をみつけるために、まずはスーパーラットの生態や特徴、有効な駆除方法や駆除グッズを知ることが大切。年々深刻化するネズミによる被害から、あなたのお家と快適な暮らしを守りましょう！

 

 

▼「スーパーラット」って何者？

近年、耳にする機会が増えている「スーパーラット」という名前。「ラットだから、ネズミの一種かな？」と想像した方も多いでしょう。ここでは、生態や特徴を詳しく説明していきます。まずは正体をしっかりと認知しましょう！

 

【もともとはクマネズミなんです】

スーパーラットの多くはクマネズミが進化したものだといわれています。そもそもクマネズミは、高い運動能力とガードの固い性格の持ち主。そのためどんな隙間からも侵入することができるうえ、毒えさや罠にもかからないという駆除が困難な害虫の一種です。

ネズミの中では比較的大きい体格をしており、大きな耳が特徴的なクマネズミ。残飯、虫、植物などなんでも食べる雑食ですが、肉や魚はあまり好みません。また、乾燥している場所や高所を好む傾向があります。

都市化が進み、高層ビルなどの建物が立ち並ぶようになった日本社会。クマネズミにとってすみやすい環境がますます増えており、現在日本の各地で起きているネズミによる被害のほとんどはクマネズミの仕業であるともいわれているのです。

 

【スーパーラットならではの特徴】

スーパーラットのほとんどはクマネズミの進化系なので、基本的には体格や運動能力、食性などはクマネズミと同じです。では、スーパーラットだけがもつ特性にはどんなものがあるのでしょうか。

最大の特徴は、毒えさにつよいということ。ネズミの駆除にはよく、毒えさや殺鼠剤を使いますが、スーパーラットにはいずれの方法もあまり効果はありません。というのも、スーパーラットは「毒」に対する免疫や耐性、察知能力をもっており、毒による駆除が難しいのです。

また、生命力が高いのも特徴のひとつ。毒に対する耐性をもつ個体が繁殖をつづけるため、スーパーラットの生命力は年々高まりをみせています。毒えさによる駆除をおこなった場合、通常のネズミは２週間ほどで死に至るところを、スーパーラットはなんと半年から１年も生きるそう！驚きです。

 

▼スーパーラットが誕生してしまった理由と危険性

 

スーパーラットの特徴をご紹介しましたが、そもそも、なぜクマネズミが進化するという現象が起こってしまったのでしょう。ここでは、スーパーラットが誕生した理由と、繁殖の危険性について説明します。

 

【スーパーラットはどうして生まれたの？】

スーパーラットが誕生したきっかけは、自然の摂理そのものです。当たり前な話ですが、潜在能力の高い個体同士が交尾をしたら、さらに優秀な個体が誕生しますよね。スーパーラットは、あらゆる面での強みをもった個体同士が交尾をして誕生した、いわばサラブレッドなのです。

具体的にどのような強みをもった個体から生まれたのでしょうか。先述したとおり、クマネズミはネズミの中でも高い運動能力と知能をもつ種類。クマネズミ同士から生まれた個体というだけで、優秀な個体であることは確実です。

さらに、ネズミの毒への耐性は、同種であろうと個体差が存在します。同じ毒を摂取しても、死に至るネズミと生き続けるネズミがでてくるということ。では、毒につよいクマネズミ同士が交尾をしたとしたら……。考えるだけでゾッとしますが、そうして誕生したのがスーパーラットなのです。

しかし、人間がネズミを駆除するために作り出す毒が、結果的に毒につよい個体を作り上げてしまっていることは無視できない事実。ある日、従来の毒では駆除できないほどの耐性をもった個体があらわれ、それを駆除するためにさらに毒性のつよい薬を作るという悪循環は現在も続いています。

 

【毒への耐性は子へ遺伝します！放置は危険です】

さて、ここからはスーパーラットの繁殖の危険性について述べていきます。ネズミに限ったことではありませんが、比較的寿命の短い動物は、一生の間に多くの子孫を残すもの。毒えさなどの人間がおこなうあらゆる駆除を乗り越えた、つよい個体が繁殖をすすめることはとても危険です。

もちろんのこと、スーパーラットの最大の武器である毒の耐性も遺伝します。繁殖を繰り返す中で、スーパーラットの個体数や毒への耐性の質は確実に高まっていきますよね。数年後にスーパーラットの進化系があらわれるおそれも充分に考えられます。

 

▼強敵から家を守ろう！スーパーラット攻略法

そんなスーパーラットから家を守るにはどうしたらいいのか。これ以上スーパーラットの繁殖を増やさないためにも、有効な駆除方法をしっかりと知っておくことが大切ですよね！いくつかご紹介していきます。

 

【侵入口から徹底封鎖する】

どんなネズミに対してもそうですが、基本的な対策としては、そもそもネズミが家に侵入する隙間を与えないということ。まずはネズミが侵入できそうな隙間がないか、家の中をしっかりとチェックしてみましょう。

侵入口を徹底的にふさぐことも大切ですが、できるならばネズミが近づかない家にしたいところですよね。そもそも、ネズミがやってくる家とはどんな家でしょう。それは、ネズミにとってのメリット、つまり食料がある家です。

残飯など、ネズミのえさとなりうるものが乱雑に取り扱われている家はネズミにとって恰好のすみかとなります。すみついたネズミがそこで繁殖を繰り返せば、取り返しのつかないことになりかねません。

侵入されそうな場所を探し、残飯などネズミを寄せ付けるものは丁寧に片付ける。これを徹底するだけでも、ネズミによる被害を減らすことができます。

 

【「リン化亜鉛」入りの殺鼠剤を利用する】

従来の殺鼠剤では駆除することができなかったスーパーラット。そこで、近年使用されるようになった「リン化亜鉛」が含まれている殺鼠剤をご紹介します。メリットは、やはり毒性のつよさ。スーパーラットに対しても高い効果が期待される成分なのだとか！

ネズミがリン化亜鉛を摂取すると、胃の中の酸と反応してリン化水素を発生し、数時間もすれば呼吸困難で死んでしまいます。リン化亜鉛は、特にクマネズミに対しての効力がつよく、スーパーラット駆除にはもってこいの殺鼠剤といえますね。

しかし、警戒心のつよいスーパーラットはいきなり毒えさを与えても食べません。警戒されないためにも、毒抜きのえさでしばらく慣らせてから使用することをオススメします。ただ、このリン化亜鉛の取り扱いには充分注意しなければなりません。

メリットでもあるのですが、リン化亜鉛は劇薬指定されるほど毒性のつよい成分。いくらネズミに使用するだけであっても、人体に全く影響がないとはいえません。特に、幼い子供やペットを飼っている家庭では使用を控えたほうがいいかもしれませんね。

 

【ネズミ用の仕掛けを設置する】

くん煙剤や粘着シート、超音波発生器などバラエティに富む駆除グッズ。どれもネズミ駆除に有効なものばかりなのですが、使う場所や使用方法をしっかり理解しないと、効果が半減してしまうことも…。

天井裏や水まわり、床下など家の中にはネズミが潜伏できる場所がいくつも存在します。まずは、ネズミが家のどこに潜んでいるのかを把握することが重要！駆除グッズを設置したあとは、頻繁に確認をするのは控えましょう。ネズミが警戒して拠点を移してしまっては意味がありません。

ネズミ用の仕掛けはネット通販やホームセンターで購入することができるので、ネズミ駆除を検討している方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

▼攻略するのが難しいスーパーラット…困ったら業者に連絡を

 

自分でできるスーパーラット対策をご紹介してきましたが、やはり個人でできる範囲には限りがあります。また、ネズミは多くのウイルスをもっているため、ネズミ駆除をする際の正しい知識をもっていないと、人体に悪影響を及ぼすおそれも。

ネズミ駆除はしたいけれど、自力でおこなうのは不安だという方は専門業者に依頼することをオススメします。駆除業者の中には、リン化亜鉛といった強力な毒剤に頼らず、経験と知識を生かした罠の設置や外からの侵入口を徹底的に防いでくれるところも多いのだとか。

小さなお子さんやペットを飼っていて、強力な薬剤を使いたくないご家庭も安心してネズミ駆除がおこなえるわけです。自分で駆除を実践してみたにもかかわらず、効果がみられないようであれば専門業者に相談してみましょう！

 

▼まとめ

いかがでしたか？スーパーラットの正体や特徴、駆除方法についてご紹介しました。スーパーラットは駆除するのが大変困難な害虫のひとつですが、いろいろな駆除グッズを使って対策をしていきましょう！

そして、何よりも大事なことは「ネズミが興味を示さない家」を作り上げること。残飯などの処理に注意することや、わずかな侵入口も徹底的にふさぐことをこころがけましょう。すると、新たなネズミが近寄らなくなるだけでなく、すでに潜んでいるネズミも興味を示さなくなるのではないでしょうか。

それを得意とするのが専門業者です。自分ではできない、やってみたものの効果がないと感じた方は、業者に相談してみるのもいいですね。