「ねずみ駆除はかわいそう」という方向け!殺さず追い出す方法4選
ねずみが発生したら放置せず、すみやかに駆除することが大切です。
ねずみはさまざまな感染症を媒介する「病気の運び屋」です。また電気ケーブルや配線をかじって漏電を引き起こし、それが原因で停電や火事が発生するおそれもあります。
それでも「ねずみ駆除はかわいそう」と思う方は、当記事でご紹介する「ねずみを殺さずに追い出す方法」をお試しください。この方法でねずみを追い出しきれなかった場合は、被害が拡大する前に業者に相談しましょう。
目次
ねずみを殺さずに追い出す4つの方法
ねずみ駆除グッズはさまざまなものが販売されていますが、中には毒エサや捕獲わななどねずみを殺して駆除するものも存在します。この記事をご覧の方は、そのようなグッズを使って駆除するのは「ねずみがかわいそう」と感じている方が多いのではないでしょうか。そこでここでは、ねずみを殺さずに追い出す方法を4つご紹介します。
忌避剤:スプレータイプ
ひとつ目はスプレータイプの忌避剤を使う方法です。ねずみが嫌う臭いが含まれている液体をねずみの通り道にスプレーして、ねずみを追い出します。その場にいるねずみを追い出したいときや、通り道が特定できているときに使用するのがよいでしょう。ただし内部のガスが引火するおそれがあるため、家電製品の近くでは使わないようにしてください。
▽メリット
- 即効性がある
- ピンポイントに使用できる
▽デメリット
- 効果の持続時間が短く、こまめに散布し直す必要がある
- ねずみが臭いに慣れてしまうと効果が薄くなる
〇おすすめの使用場所
- 換気口、エアコンの排水ホースの導入部、配管まわり、雨戸の戸袋、ゴミ置き場など
忌避剤:設置タイプ
ふたつ目は設置タイプの忌避剤を使う方法です。ねずみが嫌う臭いが含まれているゲルを通り道やエサ場に設置して追い出します。置くだけなので、スプレーを使いづらい家具のすき間などにもおすすめです。
▽メリット
- 置くだけなので使用場所を選ばない
- ピンポイントに使用できる
▽デメリット
- 手の届く範囲しか置けない
- ねずみが臭いに慣れてしまうと効果が薄くなる
〇おすすめの使用場所
- 天井裏、シンク下、物置、倉庫、家具のすき間など
忌避剤:くん煙タイプ
3つ目はくん煙タイプの忌避剤を使う方法です。薬剤に水を入れて、ねずみが嫌う臭いが含まれた煙を充満させることによって、ねずみを追い出します。ねずみの通り道がわからない場合や、スプレーや設置タイプでは足りない広い場所での使用におすすめです。
▽メリット
- いちどに広範囲を対策することができる
- 人の手が届かない場所、狭い場所にも使用できる
▽デメリット
- 事前の準備が必要(警報機類、電子機器類、おもちゃ、食品にカバーをかけるなど)
- 使用後しばらくは部屋に入れない
〇おすすめの使用場所
- 天井裏、床下など
超音波器
4つ目は超音波を使ってねずみを追い出す方法です。人間には聴こえないけれどねずみは聴き取ることができる周波数の音(20~50キロヘルツの音)を発し、ねずみに不快感を与えます。
ただし、ねずみの仲間であるげっ歯目類の生き物(うさぎ、ハムスターなど)をペットとして飼っている場合は、超音波器の使用をおすすめしません。このような生き物はねずみと同じ周波数の音を聴き取ることができるので、超音波がストレスになるおそれがあるからです。
▽メリット
- 薬剤と違い減らないので半永久的に使用できる
- 事前の準備が必要ない
▽デメリット
- 人によっては超音波が原因で体調不良になることもある
- ねずみが超音波に慣れると効果が薄くなる
デメリットにあるように、ずっと同じ周波数だとねずみが慣れてしまい、効果が薄くなってしまいます。こまめに周波数を変えるという方法もありますが、それが面倒という方は、周波数が自動で変わる機能がついたものを選ぶとよいでしょう。
業者に頼むのも選択肢のひとつ
「いろいろな方法を試したけどあまり効果がない」「ねずみをどうにか追い出したいけど、自分でねずみを殺すのは気が引ける」という方は、業者に駆除してもらう方法もあります。また再発防止対策や消毒もおこなってくれるので、依頼するメリットは大きいでしょう。
弊社はねずみ駆除業者をご紹介するサービスをおこなっています。ご相談のお電話は年中無休で承っておりますので、「殺して駆除するのはねずみがかわいそう」という方はいちどお問い合わせください。
ねずみがかわいそうだからと放置するリスクは大きい
「ねずみがかわいそうだから」「そのうちいなくなるだろうから」と放置していると、どんどん被害が拡大してしまいます。ねずみが人や家にもたらす具体的な被害から、あらためてねずみを駆除する必要性を考えてみましょう。
リスク1.感染症
ねずみの体やフン尿には病原菌が含まれており、そこから感染症にかかるおそれがあります。ここではいくつか代表的なものをご紹介します。
・鼠咬症(そこうしょう)
ねずみに咬まれることで、傷口から病原菌が体内に入り発症します。数日の潜伏期間を経て、高熱や頭痛、嘔吐などの症状があらわれます。
・レプトスピラ症
ねずみのフン尿に含まれるレプトスピラ菌が、水や土壌を介して人の体内に入り、発症します。症状は発熱、頭痛、倦怠感などです。この病気はペットにも感染するため、ペットを飼っている方はとくに注意が必要です。
・サルモネラ症
ねずみの体やフン尿に含まれるサルモネラ菌が、人の手や口から体内に入ることで発症します。この病気は一般的には食中毒といわれており、腹痛や下痢などの症状があらわれます。致死率の高い病気ではありませんが、免疫力の弱い子どもやお年寄りが感染すると重症化するおそれがあるため、あなどれない病気です。
・ダニやノミによる虫刺され
ねずみの体に付着したダニやノミが人を刺して発症します。激しい痒みや腫れ、発疹などがあらわれます。
リスク2.精神的なダメージ
ねずみは人が寝静まってから活動を始めるので、睡眠不足を引き起こす原因にもなります。夜中に物音が聞こえて眠れなくなってしまい、それが連日続いてノイローゼ気味になってしまう人も多いようです。ねずみは、このような精神的な部分にも、大きなダメージをもたらします。
リスク3.経済的なダメージ
ねずみは家中のあらゆるものをかじってボロボロにしてしまいます。とくに電気ケーブルが被害に遭うと、停電や漏電が発生することもあります。さらに漏電から火事につながってしまうこともあるのです。ねずみによる火事は火災保険で補償されないことが多いため、その代償はとても大きいといえるでしょう。
放置するとねずみはどんどん増える……
ねずみの寿命は約3年と短いですが、その間に何度も妊娠と出産を繰り返すので、放置しているとどんどん数が増えてしまいます。
ねずみは平均で1年に5~6回妊娠し、いちどに7匹前後の子どもを産みます。つまり1年で約30~40匹生まれることになるのです。そのため、気づいたときにはすでに手に負えない数まで大繁殖していたということも少なくありません。
このようなことを防ぐためには、まだ数が少ないうちに確実に駆除することが重要です。もし今ねずみの存在を感じているなら、早めにねずみ駆除業者に相談するようにしてください。弊社にご相談いただければ、お客様に代わってねずみ駆除業者をお探しいたします。
ねずみ駆除にかかる料金相場
ねずみ駆除の料金相場は約8,000円~25万円となります。料金の幅が大きいのは、一部駆除か完全駆除かによって料金が変動するためです。
・一部駆除
その場にいるねずみの駆除のみをおこなうことです。発生したねずみが1、2匹程度で、建物に目立った被害がないという場合が該当します。
・完全駆除
ねずみの駆除から再発防止対策、消毒までおこなうことです。すでにねずみが大繁殖していて被害が大きいという場合が該当します。また完全駆除になる場合は、長期間にわたって作業をおこなうことが多いです。
さらに、建物の広さや建物の構造、施工期間や訪問回数などによっても変動します。まずは業者に見積ってもらうとよいでしょう。
よいねずみ駆除業者を選ぶポイント
ねずみ駆除業者を選ぶときは、以下のポイントに注目してみましょう。
▽電話口での対応
- 話し方や言葉遣いが丁寧か
- きちんと話を聞いてくれるか
- 質問に的確に答えてくれるか
▽アフターサービスの内容
- そもそもきちんと保証があるか
- 保証期間はどれくらいか
- 再発したとき無料で駆除してくれるか
▽現地調査や見積りが無料か
まずは3~4社から相見積りをとって比較してみましょう。同じ作業内容でも業者によって料金が異なる場合があるからです。また相見積りをとって比較対象をつくれば、自分にとって本当によい業者がどこなのかを判断しやすくなるでしょう。
弊社には全国各地の優良なねずみ駆除業者が加盟しておりますので、「まずはいろいろな業者をみてみたい」という方はぜひお電話ください。またご相談は無料ですので、「まずは相談したい」という方も歓迎いたします。
【記載内容はコンテンツ作成時の情報です】
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