ねずみの罠について解説!種類や仕掛け方などを知って駆除しよう
罠でねずみを効果的に駆除するためには、使用する捕獲罠の特性とねずみの習性を理解しておくことが大切です。なぜなら、ねずみは警戒心が強い生き物のため、よく考えずに罠を設置すると捕獲できず駆除に失敗してしまう可能性があるからです。
ねずみの駆除を失敗する可能性を減らすために当記事では、ねずみの罠の種類や設置方法などについて解説しています。また、自作できるねずみの罠の作り方にも触れていますので、ぜひ試してみてください。
目次
ねずみを駆除するための罠を紹介
家でねずみを見かけたとき、駆除するためにホームセンターやドラッグストアなどでねずみの罠グッズを購入することでしょう。
ただ、さまざまな種類があるためどれを選べばいいのか困ってしまうかもしれません。そこで、この章ではねずみを駆除するための罠についてご紹介していきます。
粘着シート
粘着シートとは、強い粘着力でねずみを捕獲し、逃がさないようにするものです。粘着シートはドラッグストアなどで簡単に購入することができ、また購入してからすぐに設置することが可能です。そのため、ねずみ駆除を早くおこないたい場合に使うとよいでしょう。
粘着シートを使用する際は、設置場所に新聞紙を敷いてから敷き詰めるように設置していきましょう。ねずみは汚れているため、粘着シートにかかりにくい場合があるからです。そこで、新聞紙を敷いておけば、汚れなどが取れてかかりやすくなることでしょう。
また、ねずみは同じところを通る習性があるため、壁や床などが黒く汚れている場合があります。ねずみがいるという痕跡のことを「ラットサイン」といいます。罠の設置はラットサインのある場所にすると捕獲する可能性が高くなるはずです。
毒エサ
ねずみに食べさせて死滅させる薬剤を「殺鼠剤(さっそざい)」といいます。これをねずみの好きな食べ物に混ぜて仕掛けておくことで、ねずみを駆除することができるのです。ねずみはエサを巣に持ち帰る習性がありますので、巣にいる多くのねずみを駆除できる可能性があります。そのため、ねずみが大量に発生している場合などにおすすめです。
ただねずみは警戒心が強い生き物であるため、仕掛けた毒エサをなかなか食べてくれない場合があります。また、毒エサの種類によっては食べてから数日後に効果が出るものもあるため、置いてから1週間ほどはエサを新しいものに変えながら様子を見るようにしましょう。
また、小さなお子様がいたり、ペットを飼っていたりする場合、毒エサを誤食してしまうおそれがあります。そのため、小さなお子様やペットがいる場合はできれば毒エサを使わない方法でねずみを駆除することをおすすめします。
毒エサを設置してから1週間ほど経過したら、一度冷蔵庫の裏や天井裏などを確認してください。ねずみが見つけにくい場所で死んでいることがあります。ねずみの死骸に気づかずそのままにしていると、死骸が腐敗し虫や細菌が発生したり、悪臭を放ったりするおそれがあります。
そのため、死骸を発見したら早めに処理しましょう。処理方法については「捕獲したねずみの処理方法」でご紹介していますので、そちらをご覧ください。
ねずみ捕獲器
ねずみ捕獲器には、「カゴ式」と「バネ式」があり、物理的にねずみを捕獲します。駆除の薬剤などを使いたくないといった場合におすすめです。
捕獲機のなかにねずみが好むエサを設置して、ラットサインのある場所などに設置します。ただ、ねずみは初めて見るものがあると近づこうとしません。ねずみが引っかからなくても、1週間ほどは捕獲器を動かさず様子を見るようにしましょう。なかなか引っかからない場合は、場所を移動させてもう1週間ほど様子を見ます。
カゴ式の捕獲器は、ねずみがカゴのなかに入ったら入り口の扉が閉まるようになっています。そのため、傷つけることなく生け捕りにすることが可能です。
バネ式の場合は、ねずみがエサをとりに来た瞬間に挟んで逃げられないようにする仕掛けになっています。そのため、ねずみが苦しんでいる姿を見ることになる可能性があります。もし見たくないという場合は、バネ式を使用するのは避けましょう。
捕獲したねずみの処理方法
ねずみを罠で捕獲したら、噛まれないように手袋をし、またねずみがもっている菌を吸い込まないためにマスクも着用しましょう。準備ができたら、捕獲器ごとねずみを水の入ったバケツなどに沈めて溺死させます。
ねずみの死骸は病原菌やダニなどが広がってしまわないように新聞紙に包んでからビニール袋などゴミ袋などに入れて、自治体のルールに従って可燃ゴミとして処分しましょう。ねずみの死骸や糞尿をそのまま放置していると、ねずみがもっているサルモネラ菌などの病原菌やダニなどの寄生虫が増えるかもしれません。早めに処理しましょう。
死骸の処理後、糞尿がある場合はきれいに清掃して消毒除菌をします。駆除したねずみの処理や掃除に抵抗がある場合は、業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼すれば、駆除はもちろん駆除後の後処理や清掃除菌・消毒、予防対策もしてくれることでしょう。依頼する業者を探す際は、ぜひ弊社をご利用ください。
弊社では、ご希望・ご要望をお聞きしたあと、お客様に最適な業者をご紹介するサービスをおこなっております。お電話での受け付けは24時間年中無休ですので、ご都合のよいときにお電話ください。
家にあるものでねずみの罠を作ろう
ねずみの罠は市販で購入しなくても、ご自宅にあるもので作ることができます。ここでは、ねずみの罠の作り方についてご紹介していきます。
自作した罠で捕獲したねずみの処理方法は、市販の罠のときと同じです。処理する際は、ねずみに噛まれないように手袋を着用し、菌を体に入れないようマスクもして作業しましょう。
バケツともみ殻を使った罠
まずご紹介する自作できる罠は、バケツともみ殻で作る罠です。もみ殻はねずみの好物です。バケツに水を入れ、その上にもみ殻をかぶせることで水を隠してねずみを誘い込み、溺死させることができます。まずは、この罠を作るために必要なものを準備しましょう。
◆準備するもの
- もみ殻
- バケツ
- 木の棒もしくは板
- ガムテープ
- 水
- 定規
もみ殻は、お米屋さんやホームセンターなどで購入することができます。必要なものがそろったら、人のニオイでねずみが警戒しないように手袋をして作業しましょう。以下の手順で罠を作っていきます。
◆手順
- 用意したバケツに15cmくらいのところまで水を入れる
- 水が見えなくなるまでもみ殻を水面に浮かせる
- ねずみがバケツに登れるように木の棒または板を立てかけ、ガムテープで固定する
以上で罠は完成です。作った自作の罠をねずみがよく通る場所や、頻繁に見かける場所に設置すれば、市販の駆除グッズと同じく引っかかるのを待つだけです。
バケツとペットボトルを使った罠
もみ殻以外にも、ペットボトルを使って罠を作ることができます。紐を通したペットボトルをバケツに渡し、ペットボトルにねずみの好きなエサを仕掛けます。エサに誘われたねずみがペットボトルに乗ると、ペットボトルが回転してバケツに転落するという仕組みです。
この罠を作る際も素手でおこなわず、手袋を着用して作業します。では、この罠を作るために必要なものを準備しましょう。
◆準備するもの
- 500mlペットボトル
- 底の深いポリバケツ
- 木の棒もしくは板
- ペットボトルに穴を開けられるもの(アイスピックやドライバーなど)
- ねずみの重さに耐えられる紐(ビニール紐やタコ糸など)
- マヨネーズ
- 水
- ガムテープ
◆手順
- ペットボトルの底にアイスピックやドライバーなどで紐が通るように穴を開ける
- バケツの取っ手の付け根に紐を結びつける
- 結んだ紐の反対の端をペットボトルの底に開けた穴に通し、口側から紐を出す
- ペットボトルの口側から出た紐を反対側の取っ手の付け根に結びつける
- バケツに水を入れる
- ねずみが登りやすいようにバケツに木の棒または板を立てかけ、ガムテープで固定する
- ペットボトルの表面にマヨネーズなど、ねずみの好物を塗る
完成した罠はもみ殻を使ったときと同じく、ねずみがよく通る場所や、頻繁に見かける場所に設置してかかるのを待つだけです。どちらも、簡単に作れる罠なので一度試してみてください。
業者に依頼することも検討しよう
ねずみの駆除を業者に依頼すると費用がかかるため、できれば自分で駆除したいと考える方もいることでしょう。しかし自力で駆除する場合、ねずみの習性や使用する駆除グッズについて理解しておかないと、失敗してしまうおそれがあります。
失敗を繰り返すと、その都度新しい罠を購入しなければいけなくなり、費用がかさんでしまいます。そのため、業者に依頼したときよりも費用がかかる可能性もあるのです。ねずみの罠を仕掛けて捕獲する成功率と費用を考えたら、業者に依頼したほうが得かもしれません。
また、ねずみが罠に引っかかったとしても処理する際に噛まれるリスクがあります。そのほかに、家のどこにあるかわからない死骸を探したり、死骸を処理したり、糞尿を掃除したりといった作業も大変です。自分で駆除や後処理をするのが面倒だと思ったら、業者へ連絡しましょう。連絡する業者に困ったら、ぜひ弊社をご利用ください。
弊社では、お問い合わせいただいたお客様のお話をお聞きしたあと、ご要望にあった業者をご紹介させていただきます。ご相談だけという方のご利用もできますので、お気軽にご連絡ください。
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