【ねずみの殺し方】捕まえた後の処分方法と注意点!再発防止策も
粘着シートや捕獲器で捕まえたねずみは、自分で殺して処分をしなければいけません。捕まえたねずみの処分だけを誰かに依頼することは難しいため、自分で対処するしかないのです。
ねずみの殺し方には、「溺死させる」「ゴミとしてそのまま処分する」の2つの方法があります。自分で殺して処分するのは気が引けるという方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はこの2つの方法で処分をするようにしましょう。
ねずみを捕まえた後の殺し方
ねずみは粘着シートや捕獲器などで捕まえることができます。しかしこのような方法で捕まえたときに困るのが処分方法でしょう。捕獲したネズミはエサがなければ数日後に餓死します。しかし、餓死するまで放置すれば糞や尿の被害を受けてしまうおそれがありますので、できることなら早く楽にさせてあげたいものです。
ねずみの殺し方を2つご紹介しますので、覚悟が決まったら処分しましょう。
1.溺死させる
まずはバケツなど大きめの容器を用意し、中に水を入れてください。ねずみがかかっている粘着シートや捕獲器をそのまま中に入れ、3~5分ほど置きます。その後水を捨て、死骸をビニール袋に入れて処分するようにしましょう。死骸を見たくないという場合は黒いビニール袋を使ってみてください。
2.ゴミとしてそのまま処分する
粘着シートで捕まえたねずみは、そのまま粘着シートを折りたたんで生ごみとして処分することができます。もし、毒餌でねずみを駆除し、思わぬところで死骸を見つけたという場合は、そのまま燃えるゴミとして処分するようにしてください。
ねずみを処分するときの注意点
ねずみを処分するときに気をつけていただきたいことが2点あります。
1.ねずみを素手で触らない
ねずみの体には、ダニやノミが寄生していることがあります。また、ねずみの糞や尿から「サルモネラ症」や「レプトスピラ症」などの感染症の被害を受ける場合もあるため、ねずみや糞・尿には決して素手で触らないようにしてください。ねずみを触るときは、ゴム手袋やマスクをするようにしましょう。
2.噛まれないように気をつける
生きているねずみを移動させる場合、噛まれてしまうことがあります。ねずみに噛まれると、「鼠咬症(そこうしょう)」と呼ばれる感染症の被害に遭うおそれがありますので、ゴム手袋を必ず装着するようにしましょう。
ここまでねずみの殺し方・処分方法についてお伝えしましたが、どうしても殺すことができないという方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、遠い山の中に逃がすという方法もあります。ただし、近くに家があるとその家に被害を与えてしまうかもしれないので、必ず家が近くにないような場所を選ぶようにしてください。
ねずみを処分したら掃除と消毒を忘れずに!
ねずみを処分した後は、「ねずみがいた場所」や「使用した道具」の掃除と消毒をおこないましょう。先ほどもお伝えしたとおり、ねずみの体や糞尿にはダニや病原菌が潜んでいることがあります。念のため、処分後の掃除と消毒を忘れずにおこなうようにしてください。
準備するもの
- マスク
- ゴム手袋
- ティッシュ
- 捨ててもよい布
- アルコールもしくはエタノール
掃除・消毒手順
- マスクとゴム手袋を装着する
- 糞が落ちていたら、何枚か重ねたティッシュで取り除く
- 捨ててもよい布にアルコールもしくはエタノールをしみ込ませる
- ねずみがいた場所や糞や尿があった場所を拭く
ねずみの糞がたくさん落ちていた場合、掃除機で一気に吸い取りたいと思われるかもしれませんが、掃除機は使用しないようにしましょう。掃除機で吸い取ってしまいますと、掃除機自体に菌が付着し、菌が広がってしまうおそれがあります。必ずゴム手袋をつけ、ティッシュ越しで拾うようにしましょう。
ねずみを捕獲するときに使用した道具は、処分もしくは洗った後に次亜塩素酸ナトリウム系の消毒液で消毒するようにしてください。
ねずみを苦しまさずに駆除することはできないの?
今回捕まえたねずみを自分で殺すことに抵抗を感じた方は、今後ねずみを駆除するときにほかの方法を検討したいと思われるかもしれません。
しかし、ねずみの駆除を目的としてしまいますと、どうしても直接殺さなければいけないことになってしまいます。殺してしまうのを避けたいという場合は駆除するのではなく「追い出す」方法を試してみるとよいでしょう。
ねずみに危害を加えずに追い出す2つの方法をご紹介します。
1.超音波を使って追い出す
ねずみには嫌いな音があります。ねずみ用の超音波で使用されている周波数はねずみが嫌う「20,000~50,000hz」であることが多く、この周波数をねずみが浴びれば触ることなく追い出すことができると言われています。
ねずみ用の超音波を使用する際は、複数台設置し、あらゆる方向から浴びせるようにすると効果的です。また、ねずみは同じ周波数を浴びせ続けていると慣れてしまうことがあります。購入するときは、周波数の切り替えができるものを選ぶようにするとよいでしょう。
気になるペットへの影響ですが、犬や猫の場合、ねずみに影響のある周波数と犬や猫に影響のある周波数は異なるため、とくに気にすることはありません。しかし超音波を使用の際、少しでも様子がおかしいと感じたら、使用を避けるようにしてください。
ペットの中でもげっ歯類であるハムスターやチンチラなどは超音波に反応してしまうことがあります。このようなペットを飼っている方は使用しないほうがよいでしょう。
2.ねずみが嫌がるにおいで追い出す
ねずみは視力があまりよくなりため、臭覚が発達していると言われています。そのため、ねずみが嫌うにおいをうまく利用すれば、触ることなく追い出すことができるでしょう。
ねずみが嫌うにおいは以下のようなものです。
- ハーブ系
- わさび
- クスノキ
- 天敵(猫)のにおい
直接ハーブを植木鉢などに置いておくのもよいですし、アロマスプレーにしてねずみが通りそうな場所や侵入口となる場所に吹きかけるのもおすすめです。その際、ハーブ系ではなく甘いにおいがする果実系のアロマを使うとねずみが寄ってきてしまうおそれがあるので、避けるようにしてください。
これまでねずみの嫌いな音やにおいを使った追い出し方法についてお伝えしてきましたが、必ず効果があるとは限りません。残念なことに、ねずみは適応力が高い生き物であるため、最初は効果があっても、徐々に音やにおいに慣れてしまうことがあるのです。
もし再びねずみが侵入してきてしまうようでしたら、やはり駆除するしかないでしょう。しかし自分で駆除するのは抵抗があると感じる方もいらっしゃるかと思います。そのような場合は、無理せずプロのねずみ駆除業者に依頼をすることをおすすめします。
処理だけの依頼は難しいですが、駆除であればその後の処理や掃除、消毒までおこなってくれるでしょう。弊社では、全国の加盟店からプロのねずみ駆除業者をご紹介しています。「ペットに影響がない方法で駆除してほしい。」「駆除後の処理や消毒もしてほしい。」などのご希望があれば、まずお電話にてご相談ください。
ねずみを寄せ付けない環境を作ろう!
ねずみを駆除し終わっても、安心してはいけません。ねずみが家にいたということは、ねずみにとって住みやすい環境であったということになります。新しくねずみを家に侵入させてしまわないように、しっかり対策をおこないましょう。
侵入口を塞ぐ
家の中には、ねずみが侵入しやすい場所がいくつかあります。このような場所に隙間があるようでしたら、「金属のタワシ」「パテ」「金網」などで塞ぐようにしましょう。
ねずみが侵入しやすい場所
- 屋根裏の通気口
- 建物と基礎部分の隙間
- 壁のひび割れ
- エアコンの導入口
- 排水管の隙間
- ひさしの下の隙間
- 床下の通風口
エサとなるものを置かない
エサとなる食品や生ごみが放置してあると、ねずみが寄ってきてしまいます。食べない食品は蓋のある容器に入れるようにしましょう。また、ねずみはペットフードも食べてしまいまいますので、出しっぱなしにしてしまわないように気をつけてください
もし、ねずみの侵入を本格的に阻止したいという場合は、弊社にご相談ください。建物の構造に合った加工をしてくれる業者をご紹介させていただきます。
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